[映画] 넷플릭스 電亂 後記/観覧評/映画情報（結末含む）

＜映画情報＞

1. 公開日：2024年10月11日

2. 等級：18歳未満視聴不可

3. ジャンル：アクション、戦争

4. 上映時間：126分

5. 配信：Netflix

6. 簡単なあらすじ：朝鮮時代、武神の家系の息子であるジョンリョ（パク・ジョンミン）と彼の僕であるチョンヨン（カン・ドンウォン）が、壬辰倭乱を経験し、ジョンリョは宣祖の側近の武官、チョンヨンは義兵となり、再会して起こる朝鮮時代の物語

以下の内容はネタバレを含んでいる可能性があります。

＜印象に残ったセリフ＞

壬辰倭乱を逃れて逃げる宣祖とその家族たち

自分たちを見捨てて行ったという事実を知り、宮殿に火をつける民衆たち

宣祖（チャ・スンウォン）：誰が宮殿に火をつけたのだ？

臣下：民衆です。

宣祖（チャ・スンウォン）：我が民衆が？なぜ？

このシーンの前に、逃げるシーンで高位の者が馬車に乗っていて、雨の降る山道で結局転んで全身に泥を塗ってしまうシーンがあります。このシーンでは、逃げる最中にも必死に馬車に乗って移動する様子と、民衆が火をつけたという事実を信じられない宣祖の姿が異質に感じられ、強く印象に残っています。

彼は民衆を見捨てて生き延びる道を求めて逃げている一方で、それがどういう意味なのか分からず、民衆を理解していない状況が、彼がどのような人物であるかを示すシーンだと思います。

＜他の作品との違い＞

実際にあったのかどうか疑問に思いますが、本当にジョンリョとチョンヨンは友達だったということです。奴隷と両班が友達だったのです。

この一行が物語に多くの変化をもたらすと私は思うのですが、

友達だったからこそ、二人は幼少期を乗り越えることができ、

友達だと信じていたからこそ、ジョンリョは裏切られたことによる怒りから人に刀を振り回し、誤解から多くの人々を殺してしまったのです。彼らが死ななければ、物語は少しは違っていたでしょう。

＜映画全体の評価＞

映画を一本観たいと思った時に観るのに良い映画です。

ストーリーは予想可能なので、演技と演出で魅せる映画だと思います。

出演陣が豪華なので、演技は当然素晴らしかったです。宣祖役のチャ・スンウォンはバラエティ番組で明るいイメージが強いですが、暗くて優しそうに見えない役柄なので、新しい姿を見ているようで、役柄をよく演じていると感じました。そして、チョン・ソンイル俳優が出演しているとは知らなかったので面白かったです。多くの人にとって『ザ・グローリー』でのシーンが印象に残っているため、日本の武士ゲンシン役として登場するのが新鮮でした。

しかし、悪役としては比重が曖昧な感じがして残念でした。

演出としては、宮殿が火事になったシーンが非常にリアルに感じられ、

ハイライトであると思われる最後のシーン、視界の悪い霧の中でジョンリョ、チョンヨン、ゲンシンの三人の戦闘は、今まで見たことのない戦闘方法で新鮮な演出ではありましたが、それでも残念でした。戦闘は通常、激しい印象が強いので、そのような戦闘シーンを期待していたのですが、激しい戦闘というよりは、二人が戦っている間に残りの一人が少し休んで、二人が戦い、一人が休むという感じで、期待には届きませんでした。

しかし、歴史を振り返るきっかけになる映画だと思うので、良い時間でした。